こんにちは、じゅんぱ店長(@junpa33)です。
今までに店内環境での経費削減の方法については、別記事でも紹介してきました。
今回の経費削減のテーマは営業車の経費、特に車両についての営業経費です。
営業車を、実際にどのような車種を選べばよいのか、
今までのセオリー通りに「軽自動車の箱バン」でほんとに良いのか、
安くはない購入費なので、ここでしっかりと考えていきたいと思います。
また営業車のことなのでそれは資産となりますし、ガソリン代とかは営業経費になりますし、
何か分かるようでで分かりにくい感じですよね。
日産リーフについての記事はこちらになります。
コンテンツ
営業車の車種の選びで営業経費を削減する方法は?
営業にかかわる営業経費って「掛かってしまうものは掛かる」と思って、半分諦めていませんか?
[
悩める君
そうは言っても、
「人件費は別としても、移動や配達に使う営業車などの営業経費はもう少し何とかならないか。」と思っている方も多いと思います。
主に
車両の購入(した)費用。
税金と保険料。
車両整備費
燃料費。
悩める君
長時間運転したときは、疲れが半端なくひどいです。
「新アリナミンV」も経費にしてください
使用状況に合わせて上手く車種を選択出来れば、大きな経費削減につなげることができます。
じゅんぱ店長
しっかり考えて
営業車の車種選びをしましょう!
営業車に関する営業経費をもう少し分かりやすく。
まずは、車両に関する経費を分かり易くしていきましょう。
代表的な費用は4種類 固定的な費用と変動的な費用があります。
また、事業用と個人使用とは分けて考える必要があります。経費として認められるのは事業用の部分です。
まず最初に、どれだけの割合で仕事用に使っているかをはっきりとさせる必要があります。
一番分かり易い方法は運行記録表を作ることです。
必ず使用時間、訪問先、走行距離の情報3点セットを記入しておきます。
誰でも見てわかる様にしておきましょう。
営業車の購入費用
言うまでもなく営業車を購入するための費用です。
購入する車種によって当然購入費が変わりますし、支払う税金にも影響が出ます。
購入には十分な検討をしましょう。
税金と保険料
どれもほぼ固定経費になります。
どういう車種にするかによって掛かる費用が決まってしまいます。
車種の選定時に必ずこの項目は意識しておく必要があります。
購入時の税金
自動車取得税 ただし取得価格が50万円以下の場合は課税免除となります。
- 自家用車は取得価格の3%
- 営業車と軽自動車は取得価格の2%
2019年10月1日以降 環境性能割の課税に変更されました。
- 「2020年度燃費基準達成車」でないクルマ(中古車)は登録車で3%、軽自動車で2%の課税となり従来からの変更はほぼない。
- EV(電気自動車)は非課税です。
消費税10%
保有中の税金
自動車税年額はこのようになっています。
軽自動車 平成27年3月31日までの登録
- 軽自動車 (自家用乗用) 7,200円
- 軽自動車 (営業用乗用) 5,500円
- 軽自動車 (自家用貨物) 4,000円
- 軽自動車 (営業用貨物) 3,000円
軽自動車 平成27年4月1日以降の登録
- 軽自動車 (自家用乗用) 10,800円
- 軽自動車 (営業用乗用) 6,900円
- 軽自動車 (自家用貨物) 5,000円
- 軽自動車 (営業用貨物) 3,800円
軽自動車 登録から13年経過したもの
- 軽自動車 (自家用乗用) 12,900円
- 軽自動車 (営業用乗用) 8,200円
- 軽自動車 (自家用貨物) 6,000円
- 軽自動車 (営業用貨物) 4,500円
普通自動車
- 1リットル以下 自家用 29,500円 営業用 7,500円
- 1リットル超~1.5リットル以下 自家用 34,500円 営業用 8,500円
- 1.5リットル超~2リットル以下 自家用 39,500円 営業用 9,500円
- 2リットル超~2.5リットル以下 自家用 45,000円 営業用 13,800円
- 2.5リットル超~3リットル以下 自家用 51,000円 営業用 15,700円
- 3リットル超~3.5リットル以下 自家用 58,000円 営業用 17,900円
- 3.5リットル超~4リットル以下 自家用 66,500円 営業用 20,500円
- 4リットル超~4.5リットル以下 自家用 76,500円 営業用 23,600円
- 4.5リットル超~6リットル以下 自家用 88,000円 営業用 27,200円
- 6リットル超 自家用 111,000円 営業用 40,700円
EV(電気自動車)排気量0cc
- 1リットル以下 自家用 29,500円 営業用 7,500円
任意保険料
任意で加入します。
補償内容によって年(月)掛け金が異なります。
保険会社を比較検討しながら決定しましょう。
車両整備費
車検費用、定期点検費用、エンジンオイルやタイヤなどの交換費用になると思います。
車検費用の内訳的には
- 部品交換、点検作業などの修繕費
- 書類申請などの代行手数料
- 自賠責派遣料
- 税金と印紙証紙代 自動車重量税
などがあります。
燃料費
一般的にはガソリン代でしょうか。レギュラー・ハイオクガソリンやを充填した費用です。軽油を使われている方もあるかと思います。
「燃料費」と「軽油税」の項目で分けて費用計上する必要があります。
これは「支払った消費税」の計算時に必要で、「燃料費」のみに消費税が掛かっているからです。
ガソリンについてはレシート合計額を計上してOKです。
営業車の経費を形態別に考えると。
営業車にかかる経費の部分からよりコスパに優れた車種を考えて行きます。
固定的費用から
固定費を削減し節約するためには、使用する車種次第ということです。
購入費用を安くする。
- 新車ではなく中古車にする。
- 「環境性能割の課税」が低いもの 軽自動車(2%) EVならば非課税になる。取得価格が50万円以下でも非課税。
排気量が少ないものを選択する。
- 軽自動車
- EV(電気自動車)または1,000cc未満の車両
年式が古すぎないものを選ぶ。
- 車検費用の内部品交換等の修繕費用を減らすことができます。
- 年式が古いと自動車税が高くなる。登録から13年以降加重税率になる。
- 販売価格面で狙い目は5年落ちから(新車登録から2回車検を通過したもの。使用期間は5年間を目標に)
任意保険料
- 車両保険は車両価格で保険料が決まる。
この項目での判断のキーワードは「中古車5年落ち」「軽自動車」「EV」「税金・保険料」
車を選ぶ意識として、普段使いのマイカーではないので、視点を仕事利用目的の視点で考えましょう。
変動的費用から
燃料費を安くする
- とにかく燃費の良い車種を選択する事
- ガソリン車とディーゼル車の判断は燃料単価の価格差と燃費の対比によります。
- ガソリンを使わないEV(電気自動車)という選択肢もある
消耗部品交換費用
- エンジンオイル交換を最初から費用に見込んでおく。¥2,000/3,000km
- タイヤ交換費用を最初から費用に見込んでおく。 ¥40,000~80,000/30,000km
使用状況を想定して
◎前提とする条件(ガソリン車)
軽自動車(乗用)の燃費20km/Lの車両
ガソリン代 130円/L
外商営業で営業車を1日平均〇〇km使用
営業日数25日/月
の場合 購入後の毎年の経費として
変動費は ガソリン代、オイル交換代、タイヤ交換代
30km/日の場合 年間経費 76,500円
- ガソリン 30km✖25日✖12か月✖130円/L÷20km/L=58,500円
- オイル交換 3回 6,000円
- タイヤ交換 0.3回 12、000円(交換費用40,000円として)
60km/日の場合 年間経費 153,000円
- ガソリン 117,000円
- オイル交換 6回 12,000円
- タイヤ交換 0.6回 24,000円(交換費用40,000円として)
100km/日の場合 年間経費 255,000円
- ガソリン代 195,000円
- オイル交換 10回 20,000円
- タイヤ交換 1回 40,000円
毎日の走行が60kmクラスですと年間で153,000円の変動的経費が最低掛かってくることになります。
目先を変えて前提条件をEV(電気自動車)とした場合
◎前提とする条件(EV 電気自動車 日産リーフ)
日産リーフの電費7.0km/kw
充電コスト 2、000円(税別)/月
外商営業で営業車を1日平均〇〇km使用
営業日数25日/月
60km/日の場合 年間経費 66,000円
タイヤ交換0.6回 42、000円(交換費用70,000円として)
EVですのでオイル交換などガソリン車に必要な消耗品交換は一切必要ありません。
毎日の走行が60kmクラスですと年間で66,000円の変動的経費が最低掛かることになります。
EV(電気自動車)は今までずっと、企業の社会貢献アピールの「省エネと排ガス削減イメージ」で新車リースのパターンが多くありました。
そしてリース落ちの中古車がたくさん出回るようになりましたが、車の扱いずらさイメージ(「ガソリン車じゃない」、「走行可能距離が少ない」や「充電場所がない」)もあってどちらかというと不人気車扱いでした。
そのことが逆に中古車価格を押し下げ、利用用途によっては、非常にお買い得になっているというわけです。
この項目での判断のキーワードは「走行距離」です。
ズバリ営業車の経費削減の車種はこれ!
その時々、ケースバイケースで掛かる費用が変化すると思いますが、あくまでも比較対象のための経費項目選定です。金額的にもかなりのアバウトとして考えてください。
一日30kmまでの営業車
判断のキーワードは「中古車5年落ち」「軽自動車」「税金・保険料が安い」「燃費が良い」
軽自動車の箱バンで5年落ち程度の中古車
- 取得価格 700,000円
税金
- 取得税 14,000円
- 自動車税 4,000円
比較的燃費の良い走行距離の少ない車両。
- 年間ガソリン代 58,500円
- 年間部品交換代 18,000円
車検費用
購入初年度経費は 94,500円
ここでの燃費条件が変わった場合
燃費が2km/L変化(燃費が18km/L)になりますと、
1日30km走行で年間9,000km走行になりますので、
年間ガソリン代が6,500円上がります。これだけ変われば、
「自家用乗用」と「自家用貨物」の自動車税(年払い)の金額差がチャラになります。燃費が2Km以上差があれば、自家用乗用の軽自動車のほうがオトクになります。
結論!
軽自動車の箱バンで5年落ち程度の中古車がお勧めの車種です。ただし
実走行燃費が18km/L以下であれば、20km/L以上の燃費のトールワゴンをお勧めします。
一日60km以上の営業車
判断のキーワードは「中古車5年落ち」「軽自動車」「税金・保険料が安い」「燃費が良い」「EV(電気自動車)」
軽自動車の箱バンで5年落ち程度の中古車
- 取得価格 700,000円
税金
- 取得税 14,000円
- 自動車税 4,000円
比較的燃費の良い走行距離の少ない車両。
- 年間ガソリン代 120,000円
- 年間部品交換代 40,000円
車検費用
購入初年度経費は 178,000円
電気自動車の日産リーフで5年落ち程度の中古車
- 取得価格 700,000円
税金
- 取得税 0円
- 自動車税 29,500円
走行距離の少ない車両。
- 年間充電代 24,000円 (税別)
- 年間部品交換代 42,000円
車検費用 (消耗部品点数も少なくガソリン車よりも修理費は安い。)
購入初年度経費は 95,500円
結論!
営業経費削減に大きく貢献することができると思います。条件にマッチするEVを見つけるのに少し努力が要ります。(早い者勝ち)
充電方法や充電時間(急速充電時間30分)などガソリン車とは全く違う使い勝手ですが、慣れるとさほど違和感はなくなると思います。
自分が日産リーフを選定して得したこと
実際の一日走行距離は100km~120kmほどになっていました。
車種を変更するまでは、ガソリン代を月2万円ほど払っていました。年間24万円ほど支払っていました。
今現在、日産リーフに変更して日産のキャンペーン摘要があり(このキャンペーンは終了)充電費用0円となっています。経費削減効果は ー24万円です。4年乗れば取得費用、車検・部品交換費用含めて、元を取れそうです。
先日、営業車の日産リーフは車としては3回目の車検(購入して初めての車検)を受けましたが、部品交換部分はありませんでした。エンジンオイル、オイルフィルター、エレメントなどなどがありませんから当たり前ですけど。
営業経費の削減の方法まとめ
営業経費の削減について大きな金額を削減するためには、
営業車の経費を見直さなければなりません。
ほとんど営業で外回りをされていない場合、営業経費のこの部分は変に触らない方が良いかもしれません。
当店でも「ああだ、こうだ」と自店の営業車について時間をかけて悩んでいたわけですが、
ある時、中古車情報をググっていて突然光が差し込みました。それは日産リーフでした。
今までは、内燃機式の自動車(ガソリン、ディーゼル)しかありませんでしたので、
単に排気量が小さな「商用バン」をいう車種からの選択一択しか考えていませんでした。
ところが、
ここ最近、EV(電気自動車)日産リーフの中古車が豊富に中古車市場に供給されるようになって、中古車の営業車の選択の幅が大きく変わってきた様です。
日産リーフは新車価格は400万円ほどと非常に高額な高級車ですが、
中古車の年式によっては非常にコスパのある価格帯で、
営業配達利用もできそうなものが販売されるようになってきました。
現在、さらに中古車の場合でも地方自治体で差はあるものの税額の優遇処置がされていて、
自動車取得税が免除など大きく購入メリットもあります。
また、日産の購入サポートも期待することができます。
自店の場合、日産リーフを中古車で購入して、「2年間の急速充電費用無料」と「その後の2年間の急速充電費用金額バック」
つまり「4年間無料で急速充電し放題」を甘受することができました。
2,000円✖12か月✖4年=96,000円 の充電費用が無料
ということで、このすごいコスパを逃さないよう即決、
「日産リーフ」を営業用として購入し、現在使用しているところです。(この購入サポートは現在終了しています。)
営業車の車種を検討されている場合は、日産リーフ中古車を検討対象に加えないと損をするとまで言えそうです。
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最後までお読みいただきありがとうございました。