こんにちは、じゅんぱ店長(@junpa33)です。
前回までの記事は、
出入り口につけているブラインドが壊れてしまった。
どうすれば修理できるのか、元通りになるのか?昇降コードが切れかかっている。
色々調べてみると、業者への修理依頼では、2・3枚の諭吉さんが出てゆく勢いです。
よし!自分で修理しようと決断。作業を始め、コードの取替に成功したものの・・・
第1話 前回のタチカワブラインド昇降コード取替記事はこちら↓です。
コンテンツ
タチカワブラインド修理 ストッパーの取替作業
昇降コード取替が上手く行ったのも束の間
新たな問題が発生します。昇降コードの取替方法が悪かったのか? 別の原因なのか?
思い込みの作業 純正コードへの取替
前回記事では、昇降コードの交換作業を行い、完了させることが出来ました。
「さあ 直った!」「シュルシュルシュルと、」上下へと昇降テストを行いました。
ところがそれでも、まさかの昇降の途中停止せず。「え?!」
再び、WEB検索です
「コードのメーカーを違えてしまい、昇降の途中停止しない」というようなクチコミを数件発見
「これか!原因は」と今度は「確信を持って(仕方なく)」タチカワの純正の昇降コードを注文することにしました。
タチカワの部品を入手するのは、少々厄介で、タチカワ品を扱っているショップを探す必要があります。
メーカーに電話すれば、ショップを紹介してくれますが、「メーカー修理させろ」と五月蠅いらしいです。
・・・
タチカワの純正昇降コード到着まで4・5日待ちです。
・・・
一度経験済の昇降コードの取替は、前回記事と同じ方法で、難なく完了しました。
(逆に難敵「コード同士の溶着作業」は今回の方が簡単でした。)
真の原因を発見 ストッパーパーツの取替
「さあ 直った!」と、再度、もう一度、上下へと昇降テストを行いました。
「良し、よっ・・・えっえぇ~!」昇降が途中停止しません!
今までの努力が一瞬のうちに霧散していきます。時間と努力とお金を返せ~。
と言っても、現実はこれでは済みません。
ブラインドでこの昇降故障に関わる部品と言えば、後は、消去法で考えても、100%ストッパーしかありません。
昇降コードと羽根の回転ギアとストッパーしか機能部品は無いのだから。
ストッパーパーツの取替作業 手順を説明
と言う前振りで、お待たせしました、ストッパーの取替作業の全手順を説明していきます。
これからの作業を行うタチカワブラインドのタイプは、ワンポール式になります。
ポール式とは手法が異なりますので読み替えは出来ません。
使用する交換部品と修理道具については、タチカワブラインドの故障修理 交換する部品と入手のしかたをチェックしてください。
ブラインド取り付けレールにある取付金具に注目してください。
透明のプラスチックが押しボタンになっています。押しこむことで、奥側のツメが外れ手前のツメだけがかかっている状態になります。
手前のツメはちょっと食い込み気味ですが、少し持ち上げるようにすれば外れると思います。
ここにストッパーがあります。
ストッパーパーツの位置は、ポール側の昇降コード取り出し口のところにあります。
① 両サイドの白いキャップを外します。
② チルトギア取り外し、シャフトのEリングストッパーを外す
チルトギアの取り外し。最初にカラー(ここでは緑色)のチルトカバーを外します。
真ん中のラダーコード(梯子状のH型コード)の位置に、シャフトが左右にブレないように「Eリングストッパー」があります。これをラジオペンチを使って外します。
③ シャフトのスライド
シャフトを横にスライドさせます。ラジオペンチで摘むと楽です。
シャフトがストッパーパーツから外れるまで横にスライドさせます。
④ ヘッドボックスからストッパーパーツの取り外し
ストッパーはヘッドボックスとツメの掛かりで固定されていますので、ペンチなどの幅のある工具でヘッドボックスを少し広げます。
ストッパーパーツはサポートと呼ばれるパーツと連結された状態になっています。
⑤ ストッパーパーツの分離
ストッパーパーツの分離は、
最初に、サポートパーツについているテープドラム(円柱状の部品)を引き抜きます。
サポートパーツ内側から連結用のツメの掛かりを、ラジオペンチなどで外してやることで分離することが出来ます。
取り外したストッパーパーツまで、昇降コードを引き抜いてきます。
ここで工具を作ります。
針金のゼムクリップを写真のように伸ばしたものを準備してください。
取り替え用のストパーパーツを準備してください。
使い方としては、昇降コードを引っ掛けて、ストッパーの内部を通すために使用します。
針金のU字になったところにコードを通し、針金の反対側を引っ張ります。
コード1本ずつ行うことが出来ます。
この様な感じで2つのコードが捻じれないようにしてください。
「ストッパー・パーツの故障で昇降コードが止まらなくなった」ことが原因で、ブラインドが途中停止しなくなったということです。
では、他のメーカーのコードは、故障に関係なかったのか?ちょっと詳しく調べてみました。
タチカワブラインド 途中停止しないストッパーを検証するをご覧ください。
ストッパーパーツに昇降コードを通したら、サポートパーツと連結してヘッドボックスに取り付けてください。
次にチルトギアにコードを通して、シャフトを元位置にスライドさせEリングで固定します。
後は、ポール内に昇降コードを通して端末処理をすれば作業完了です。
この部分の作業は、チルトギアの取り替え作業と同じ作業になります。
詳しくは、チルトギアの取り替えで説明を行います。
タチカワブラインド修理 「羽根が回らず」チルトギアの取替作業
修理作業の仕上がり結果
今回行った、ストッパーパーツの取替作業で結果はどうだったでしょうか。
「昇降の途中停止しました!」
結果発表!
結果ブラインドの機能は回復しました。
- 切れそうになっていた昇降コードを新しいものに取り換えました。
- 途中停止しなくなっていた機能を、途中停止するように回復させることが出来ました。
またこれで、何年間は使えるようになったと思います。
「やれ、やれ」って。「ん?」 なんだこれは?
上の方の羽根がおかしくなっています。「どうしてなんだ!?」
この不具合の修理は、
タチカワブラインド修理 上部の羽根のねじれは「テープドラムの調整」でOKに続いていきます。
今回の修理作業の振り返り
ブラインドの修理を甘く見てました。
パーツ的には、そんなに種類も数も多くは無いブラインドですが、各パーツを「きっちりと設置」していかなければいけません。
パーツが少ない分、その設置方法が悪いとテキメンにこのようなおかしなことになってしまいます。
またやり直しになってしまうということです。
またまた分解修理です。
.....そしてブラインド修理はまだ続く
羽根のめくれ上りを修正する作業を行っていきます。
今回の記事はここまでです。 最後までご覧いただき有難うございました。