光熱費削減で最も効果があるものが店内照明設備の見直しです。
ご存知のように、LED照明は消費電力が少なくしかも寿命が長いというのが大きなメリットとなっています。
今までは、照明器具一体型のLEDが多く非常に高価な物がほとんどでした。
現実的に取り換えコストが高く費用削減効果が出るのに何年もかかってしまうのが現実でした。
最近は、既存の器具に合うようにいろいろなLED照明が出てきていますので、交換どきになってきているようです。
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LED照明へ天井照明とスポット照明の見直し
天井照明は、40Wの蛍光灯1灯か2灯のグロー球点灯、インバーター式あるいは32Wのラピッドスタート式が多いかと思います。
器具の形は、埋め込み照明や富士山型照明(三角形の形)、丸い形のスポット型でしょうか。
例えば40W2灯の照明器具の消費電力は、アバウトで蛍光灯40×2=80W+安定器10w 合計90w程度になります。
照明器具のメーカー、製造年によっても違いがありますが、大体 数Wの違いだと思います。
現在に即した金額を知るため、電気料金単価は最近のものを使って説明いたします。
LEDの場合、ランプを点灯させるための基盤はすべてLED本体に入っています。
既存の蛍光灯照明器具は、LED照明を取り付けるハウスだけの役割となります。
取り換え工事は電気工事店にご相談ください。
たとえば当店の場合だと、
蛍光灯2灯富士山型ラピッド32Wで41個ありますので、合計(32W×2+10W)×41個=3,034W=3.0KWです。
営業時間10時間ですので、3.0KW×10h=30Kwh
営業日数が25日ですので、30Kwh×25日=750Kwh
関西電力の第3段階単価¥23.77ですので、750Kwh×¥23.77=月合計 ¥17,827となります。
すべてLED照明に変更すると1照明器具あたり40Wとして合計¥9,745となり¥8,081が削減できます。
じゅんぱ店長
LED照明は蛍光灯に比べてどうしても少し暗くなるので(ルクスが少し小さい)、明るさがどうしても必要な場所の器具6個はそのままにしておきました。
結局 月の光熱費照明経費は、このような見込みを立てることができました。
LED照明への変更18個 ¥4,278
休止箇所 17個
スポットライトLED 18W 9か所 ¥962
変更なし 6個 ¥2,638
合計 ¥7,878 (¥9,949の削減)
電気代節約 看板照明などの外部照明の見直し
看板照明は、設置の時に業者にほぼお任せで「この形で予算内であればOK」パターンではなかったでしょうか。
ぶっちゃけ 予算に合えばいい。照明は明るければなんでもいいと思ってませんでしたか。
ただ明るいだけであれば、ソケット26タイプのレフトーチランプ150~200Wが価格面も含めて最もスタンダードです。ランニングコストを無視すれば・・・
看板用トーチランプ150Wを6灯つけているとして、
営業時間10時間の内 点灯時間4時間営業日数25日であれば、
消費電力は 150W×6灯=900W
1日の消費電力は 900W×4h=3,600Wh=3.6Kwh
1か月の消費電力は 3.6Kwh×25日=90Kwh
関西電力の第3段階単価¥23.77ですので、90Kwh×¥23.77
=月合計 ¥2,139となります。
これをLED照明に変更するだけで、
消費電力は 20W×6灯=120W
1日の消費電力は 120W×4h=480Wh=0.48Kwh
1か月の消費電力は 0.48Kwh×25日=12Kwh
関西電力の第3段階単価¥23.77ですので、12Kwh×¥23.77
=月合計 ¥285となります。
ロードサイドなので、うちが点けなくても周りが明るければ見えます。まぁいいか です。
壁面看板で十分です。
じゅんぱ店長
まとめ
照明器具の電気料金は、細かい金額の積み上げと考えてください。
使用時間によっては大きな金額の経費削減につながります。
直管LED照明の場合は、既存蛍光灯器具の「安定器を取り外す」・「劣化ソケット交換」などの電気工事が必要になります。
変更工事は電気工事店にご相談ください。
LED照明に交換する場合は、まず1か所だけ試してみて、明るさなどがOKかどうかをチェックしてみてください。
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「水道光熱費の節約は目標を持って取り組む!その金額が利益です」
「電気の料金計算と契約タイプを最適化して節約額で結果を出す。」
最後までお読みいただきありがとうございました。