平展示台の補助台を作ります。簡単なDIYの作業です。
コストで言えば市販品の6割程度で作れます。
利用価値はコーナー担当者の発想次第。商品展示プラン次第で広がっていきます。
今回は、店内備品の補充に関しての経費削減策についての話です。
こんにちは、じゅんぱ店長(@junpa33)です。
売り場づくりで、商品の陳列は、企画・メンテナンスや定期的な模様替えなどで変更が必要です。
展示エリアは、今ある既存のスペースで納めて行くことが前提ではありますが、
どうしても「これは置きたい」という欲求が必ず出てきます。
そこで必要となってくるのが、平置きスペースです。
ここで紹介させていただくのは、補助平展示台という仮設にも常設にも使える平台です。
- 常設の販売コーナーの平置き銘柄を(一時的に)増やしたいときに、展示面積を補助平台で広げます。
- 売り場の一区画にアイランド型でコーナーを一時的に設置したいとき、3~4台並べて1㎡ほどの展示台を作れる。終われば簡単撤去できる。
- 縦に重ねて作業中のバリケードにも使える。
など、考え次第で色々使える平台です。
コンテンツ
DIY 平展示台の補助台
材質は集成材、木の天板でスチールの脚になります。
平台の大きさは、天板のサイズによります。(天板の大きさは、カットで自由にサイズを決めることができます。)
スチール脚の長さはコーナンでは、400mm、150mm、100mmがあります。今回は400mmを使っています。
既存什器の平台の高さ(420mm~450mm程度)とほぼ同じ高さになります。
もし高さのズレが気になる場合は、プラス方向になりますが、別にアジャスターが市販されています。
同じサイズを2つ使えば、横に並べて大きい平台、縦に重ねて立体の小物棚を作ることもできます。
サイズは、横 91.5cm、奥行き 30cm、高さ 45.3cm、天板厚み 18mm としています。
作成したこのサイズの平展示台は、奥行きでほぼはみ出さずに女性誌を置くことが出来ます。
書店用品メーカーが販売していた平台と比較した写真はこちら↓です。
このメーカー製品は、横幅 90cm、奥行き 26cmです。比較すると少し小さめになっています。
残念ながら現在発売中止のようです。
現在購入できる材料
2022年2月現在の情報です。
DIYの部材は、このような↓ものです。(ほかにも使える部材は色々あると思います。)
天板 | コーナン オリジナル カラー棚板 ライトオーク 約900×16×300mm | |
スチール脚 4本 | 光(Hikari) KSK254-2スマートレグ角脚400銀 | |
リメイクシート |
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製品改廃が多そうな業界らしく、今現在、脚の長さ(高さ)が40cmのものの製品種類が少なくなっています。
現在の主流は、30cm、50cm、70cmの脚長のパターンのように見えます。
書店什器には、「40cm+アジャスター」の設定がベストだと思いますが、
DIYを行う時期やタイミングが遅くなればなるほど40cmサイズ脚を入手しにくくなるのではないかと思います。
(何か所か当たってみましたが、「脚長 40cm 30mmΦ」のものがホームセンターコーナンの通販サイトで買えるようです。実店舗では扱いなしでした。)
天板は規格サイズをそのまま使います。幅が250mm、300mm、350mm、400mmなどがあります。(どこのホームセンターでもありますが、価格の幅は大です。)
リメイクシートは色々種類が発売されています。お好みでお選びください。
(貼ってはがせるインテリアシート45cmx2mなど)
費用は市販品の6割
地域、時期、ホームセンターや販売店によって、材料価格は異なりますので一概には言えませんが、
補助平展示台一脚当たり
天板(300x910x18mm)・・・¥1,500
スチール脚(400mm)・・・・・¥4,000/4本
ボルトナット ・・・・・・・・・¥1,000/16組
リメイクシート ・・・・・・・・¥1,500/巻
材料費合計 ¥8,000
天板のサイズを幅800mm程度にカットすれば、ダイソーやセリアで販売している(サイズが小さい)リメイクシートを使うことが出来ると思います。
そうすれば、リメイクシートのコストが「¥1,500から¥100に」大幅に安くなります。
既製品の価格
写真にある白いスチールの補助平台は現在は販売されていません。
当時の価格で¥13,000程でした。
ある什器メーカーのサイトでは、
中置の平台(800x900mm)のストッカーなしで、部材価格で5万円程度(以上)の表示になっていました。
この場合、組み立て費は別にかかります。また設置も常設になります。
(これは、本格的な店舗リフォーム時に検討する内容の部分でしょうか。)
以前作成の時に6割ほどコストを抑えることが出来ましたが、
今現在は、比較対象の既製品が無いので、価格差について言うことは難しくなっています。
仮にオーダーでメーカーに製作依頼をしたらもっと価格差が付くと思われます。
補助平台の自作まとめ
それぞれ既設の什器レイアウトがありますので、お店によっては利用価値の差が大きいかもしてません。
が、
売り場コーナー的には、臨機応変に商品展示を変化させることが出来るのは、やはり魅力的ではないかと思います。
大袈裟にならずに、
チョットしたDIYで補助平台を作れれば、商品展示のバリエーションも広がり、
それで更に重点品(思い入れ品)の販売にも力がこもるというものではないでしょうか。
補助平展示台のDIYについての話はここまでです。
最後までお読みいただき有難うございました。